2017年3月28日火曜日

レクサスLC500h(ハイブリッド)に試乗したのでインプレ

レクサスのフラッグシップである
LC500がついにリリースされましたね!(゜▽゜)

実物を見たのはもちろん初めてですが、仕上げのクオリティーが物凄く高くてビックリしました。
妖艶なまでの美しさを持っている車ですね。
こういう雰囲気はちょっと他の日本車には無いかも・・・。(^-^;)



写真ではその凄さが伝わらないので、
是非一度実物を見に行ってみることをオススメします。
ディーラーにはもちろん他のレクサス車も展示してありますが、
それらの高級車がすべて大衆車に見えてしまうほどLC500は圧倒的品質を持っています。

レクサスの特徴である丁寧に磨き込まれた塗装品質は世界的に見ても一級品ですし、
内外装の各部の仕上げも日本人ならではの繊細さと丁寧さがあり、
卓越した職人技を感じる素晴らしい仕上げになっています。

ディーラー内での撮影動画

スペック V型6気筒 3.5Lエンジン 299ps+モーター トータル出力358ps 重量2020kg 価格1300万円~

早速試乗してみましょう。(^ω^)
ドアはとても重くて重厚感がありますね。



ハイブリッド車なのでスタートボタンを押しても何も起こりません。
プリウス同様のスイッチ式シフトレバーをDに操作してアクセルを柔らかく踏むと、
大きなLC500hは音もなくEVでスルスルと走り出しました。

走行フィーリングは高級車らしく非常に上質ですが、
サスペンションはやや硬さがあります。
少しだけゴツゴツしますが、スポーツカーなので不快ではありません。
メルセデス・ベンツSLほど柔らかくなく、ポルシェ911ほど硬くない
ちょうど中間ぐらいの乗り心地です。

車体の剛性感は本当に素晴らしいです。日本車とは思えません。(笑)
ガッチリした車体でサスをきちんと動かすセッティングですね。
ライバル車の一つであろうパナメーラと比べるとやや腰高感があり、
日産GTRと同じように乗用車的な視界フィーリング。



トヨタの完成度の高いハイブリッド車なので、通常走行でのギクシャク感は微塵もありません。
通常の街乗りはもちろんOKですし、普通にコンビニにも買い物に行けます。
大きくて重量感があるのでコーナーを攻め立てるための車というより、
快適な高性能GTカーと言った性格の車ですね。

アクセルを床まで踏むと、
クォーンという控えめですが大変良いV6のエンジンサウンドとともに、
必要十分な力でダッシュします。
パワーユニットはトータル出力358psありますが、
重量が2トンもあるため普通の車で300psに満たないぐらいの加速感になります。
みんなが心待ちにしているのは、やはりハイブリッドではなく、
もうすぐリリースされる5000cc V8 477馬力のモデルでしょう。

試乗を続けていくと、ステアリング中央付近で
ややフロントタイヤの接地感が薄めなのが気になりました。
先日試乗したパナメーラは、ガムテープで張り付いているような
圧倒的な接地感がありましたからちょっと気になります。

タイヤのせいかと思いましたが、試乗後に確認したら
ミシュラン・パイロットスーパースポーツを履いているので、
グリップは十分すぎるほどあると思われます。
もしかしたら、空気圧設定が高すぎるのかもしれません。
または後に登場するV8エンジンの重量に合わせたセッティングが
なされている可能性もあると思います。

直進性も素晴らしく、ステアリングの微細な入力にもしっかり正確に反応します。
スタビライザーもかなり太いのか、ハイスピードコーナーリングでもロールは非常に少なく、
フロントミッドシップの前後重量バランスも大変良いです。
車を左右に振ってみると、ブッシュ類はやや柔らかめのセッティングですね。



高速道路でも試乗しましたが、100km/h程度でも
この車が物凄い完成度を持っていることがヒシヒシと伝わってきます。
おそらく200km/h巡航を長時間続けても不安は微塵も感じないでしょう。
LC500は完全にアウトバーンレベルのプラットフォームを持っています。
レクサスは世界に誇れる素晴らしい車を作りましたね。(゜▽゜)

今までのレクサスは車体に欧州車ほどのコストを掛けていませんでしたね。
それは乗ってみてもすぐに判りました。
例えばメルセデスの場合は素のCクラスでさえ鍛造アルミ製のサスアームなのが、
レクサスでは剛性の劣る鉄板プレス製のアームだったりして、
他にもステアリングリンケージなど色々コストダウンの影響があると思いますが、
欧州のライバルたちに比べると車体の基本的な部分で負けていました。

しかし、LC500は今までのレクサス車とはまったく次元が違う車ですし、
欧州車比較でも完全にトップレベルのシャシーを持っています。
あとは欧州のトップメーカーのように、最終的な味付けを担う
卓越した感性を持つマイスターのような人材が開発陣に必要だと思います。

最近、トヨタは変わりつつありますね。(^ω^)
豊田章男社長がいなかったら、
おそらくこのような車は生まれなかったと思います。
LC500によってレクサスのイメージは大きく向上するでしょうね。

参考動画

0 件のコメント:

コメントを投稿