2016年12月27日火曜日

軽自動車用のエンジンで時速400キロオーバー



ホンダは軽自動車用のエンジンで、時速450kmを目指してボンネビルに挑戦したそうです。

特集ページは技術者の奮闘ぶりが詳しく載っていて大変面白いです。(^ω^)
http://www.honda.co.jp/tech-story/engineer/engineer-talk/BonnevilleSpeedWeek2016/index.html

2016年12月21日水曜日

BMW M5セダンに試乗したのでインプレ

前回M3に試乗して↓パーフェクトな完成度に物凄く感動したので、
http://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/38716955/
その上のクラスであるM5にも乗ってみることにしました。(^ω^)



外観は他のMシリーズと比べるとちょっと控えめで、大人のスポーツセダンと言う感じ。


スペック
4.4リッター V型8気筒DOHCツインターボ 560ps 重量 1980kg 15,660,000円



エンジンをかけてみると、BMWらしく粒が揃った精密感があり
モリモリと出てくる力強さを感じさせるサウンドで、
普通の5シリーズとは一味違う、ただならぬ雰囲気があります。

これは、私もめったに出さない本気モードに切り替えなければなりませんね。(゜▽゜)
シートバックを立ち気味にしてハンドルをやや手前にあわせ、
必要な時は瞬時にカウンターステアを当てられるようにポジションをセットしました。



乗り味はM3と非常に良く似ていてます。
M3はやや軽快感があってM5はやや高級感と重厚感がありますが、
乗り味自体は本当にソックリで瓜二つです。
どちらも極上の上質感を持ちながらスポーティで物凄く速い車です。

560psものパワーを持つので、加速力はまさしくスーパーカーです。
アクセルをガバッと踏み込むと、いつ何時でもホイールスピンを起こすことが出来ます。
トラクションコントロールはアクセルを踏んでいる限り延々と作動し続け、
じわじわホイールスピンしながらも長い間素晴らしい加速を味わえます。
こりゃ調子に乗りすぎると、タイヤは半年も持たないんじゃないかなぁ~?(^-^;)

M5の車体の完成度は恐ろしく高く、剛性感、接地感、車体の反応と挙動、
ハンドルフィール、すべてが高次元でM3同様「ザ・パーフェクト」な車でした。

M5の方が馬力ありますが車体が大きくて重量もあるので、
体感的にはM3と加速力はそんなに大きくは違わないです。
ここまでパフォーマンスが上がって来ると、車そのものの能力よりも
タイヤのグリップ力による加速力の影響が大きいような気がしますね。



BMW M3とM5は以前試乗したメルセデス・ベンツAMG C63日産GTRなどと違って、
速さのために快適さをまったく犠牲にしていないという点が大きく異なります。
これはコンセプトの違いでしょうね。
BMW M3とM5は、引き締められた硬い足回りですが当たりは柔らかいので、
上質感があり乗り心地もいいですし車体の静粛性も高く、
普段の乗用車として使っても何の問題もありません。

これ以上無いほど素晴らしい車ですが、
唯一のネックはやっぱり価格でしょうねぇ~。(^-^;)

参考ビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=6dvPDeWmfio

2016年12月17日土曜日

BMW 7シリーズ(750Li)に試乗したのでインプレ

7シリーズはBMWの最高峰の高級車でありフラッグシップです。
ライバルはメルセデス・ベンツSクラスとなりますので、
以前試乗したことがあるSクラス(S300h Exclusive)↓と比較しながら書きたいと思います。
http://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/38459762/

スペック
4.4リッター V型8気筒DOHCツインターボ 450ps 重量 2140kg 16,590,000円(ロングボディ車)



ドアは超高級車らしい重厚感があり「ドン」と閉まります。
木目があしらわれた室内を見渡してみるとデザインはかなり渋めの雰囲気。



車のインテリアと言うより超高級な家具に近く、シートも本皮のソファーのようで、
まるで大企業の会長の家と言った雰囲気があります。
こういうのが好きな人には多分良いと思いますが、
ちょっとおじさんクサイかも・・・シートが茶色いせいもあるのかなぁ~?
白とかだとまた違って見えそうですけどね。
個人的にはSクラスのインテリアの方が洗練されたオシャレさがあって好みです。



あと、グリルはもうちょっとカッコ良くして欲しい・・・。

走行フィーリングはかなりゆったりしていて、
道路を走っている感じをなるべく車内に伝えないようにしているようで、
静粛性が高くサスペンションやブッシュは非常に柔らかくて、かなりのふんわり系。
まるでボートに乗っているようなフィーリングで走ります。



ハンドリングもゆったりしていて、中立付近のギヤ比も大きく
ハンドルを少々動かしても車はあまり反応しない感じ。
これは明らかにドライバーズカーではないですね。

走行中ハンドルを小刻みに左右に動かしてみると、
非常に柔らかいブッシュのためボディだけユラユラと左右に振られる挙動が出ます。
こう言う走行フィーリングを持つ車だと、誰かを乗せた時は
Gをコントロールして丁寧に運転しないと酔うかもしれません。

タイヤの接地感もなるべく遮断してあるので、
非常に細いタイヤを履いているような感覚になったんですが、
試乗後に確認したところリアは275と十分太かったです。

多くの人はこのような柔らかい乗り味を[乗り心地が良い」と評価するかもしれませんが、
個人的にはベンツSクラスのようなガッチリした接地感のある乗り味の方が好みです。

また、Sクラスの「非常に強い車に乗っている感」は7シリーズには感じられませんでした。
Sクラスで感じた百獣の王のような感覚が、車のどこから出ているのかは私にもよく分かりません。

試しにアクセルをガバッと踏み込むと、
ちょっと異常とも思えるほどの物凄い加速を見せます!
それもそのはずエンジンはスーパーカー並みの4400ccV8ツインターボ450馬力!
ハッキリ言ってこのパワーは必要無いですよね。(^-^;)
たぶんこの車を買う人は一度もアクセルをワイドオープンにしないと思います。(笑)

色々なインプレを見ても「ベンツSクラスは後席に乗るための車で、
BMW7シリーズは運転も楽しめるドライバーズカー」とよく言われていますが、
実際に乗り比べてみるとまったく逆だったことに私は非常に驚きました。

実際はベンツSクラスの方がタイヤの接地感があり剛性感もあるので運転していて安心できますし、
ハンドル操作にもしっかり反応するので7シリーズよりずっと運転が楽しいです。
乗り比べるとベンツSクラスがドライバーズカーで、7シリーズは運転手を雇って後席に乗る車でした。

ただ今回はロングボディ車でしたから、ショーファードリブンとして
特殊なセッティングになっている可能性もあります。
Mスポーツパッケージなんかだと、まったく違うフィーリングなのかもしれません。

2016年12月13日火曜日

BMW 640i クーペ M Sportに試乗したのでインプレ

またお台場のBMW GROUP Tokyo Bayに遊びに行って来ました。
色々な試乗車に乗ってきましたのでインプレしますね。(^ω^)

まずは640i クーペ M Sportです。カッコいいですね。(゜▽゜)
本当は5シリーズセダンに試乗したかったんですが
ちょうど出払っていたようで試乗車が無くて6シリーズになりました。
6シリーズは5シリーズのクーペボディ版で乗り味は基本的に同じらしいので、
5~6シリーズとしてインプレします。



スペック
3リッター 直列6気筒DOHCターボ 320ps 重量1800kg 11,350,000円



走り出してすぐ分かるBMWらしさ。やはり良い車ですね。(^ω^)
ガッチリした高剛性の車体に優れた足回り。
安定した走行フィーリングと、しっかりとしたタイヤの接地感。

タイヤに直結しているような正確無比なハンドリングは、
1mmの動きでも車体がちゃんと反応するフィーリング。
リンケージの剛性にまで徹底的にこだわって設計しているのが良く分かります。

重量のある車体をキビキビ走らせる十分な出力を持つエンジンは、
BMWの十八番(おはこ)である直列6気筒エンジン。
回転フィーリングに精密感を感じられ、音も「クオーン」と上質感があり
大変気持ちの良いエンジンです。



5~6シリーズは想像した通り、3シリーズの美点をそのまま
上位車種として上質感をアップさせた乗り味でした。
車格の関係で3シリーズの方が若々しくスポーティな感じがあり、
洗練された上質感と重厚感は5~6シリーズの方があります。
どちらも大変良い車だと思います。



640i クーペは値段が1千万円を超えていますが、
高性能エンジンを積んでいるせいでしょうか? 凄く高いです・・・。(^-^;) 
素晴らしい車で欠点らしい欠点は見つけられませんでしたが、
ネックはそれだけですね。(笑)

2016年12月11日日曜日

ホンダのショールームで新型NSXとF1を見てきました(^ω^)

NSXは実物を見るとかなりかっこいいです。(^ω^)
塗装がレクサス並みにテカテカになるまで磨かれているのが印象的でした。
内装はネットでよく言われているように値段を考えるとちょっと安っぽい感じ?(^-^;)

動画を撮ってきたのでご覧ください。

最近のF1マシンを間近で見たのは初めてだったんですが、空力の進化が凄いですね。(゜▽゜)
隣りにある国内SUPER FORMULAマシンと比べても開発費用が10倍ぐらい違うかも。
ここまで来ると少々グロテスクだし、少なくとも美しくはないですね。
グニャグニャしていて、なんとなく地球外生命体みたいな異様な雰囲気がありました。



コックピットに座らせていただきました。(^ω^)
乗車姿勢はかなり背中が寝ていて45度ぐらいに寝そべってる感じですね。
ハイノーズのため足が高い位置にありますが、それほど違和感はありませんでした。
座面がかなり低い位置にあるので視界は良くないです。
おそらく運転していても凄く乗りにくいし、肉体的にも超ハードだと思います。

ステアリングの裏にレバーが沢山ありました。
これらの操作を間違えると死ぬかもしれないと思うと、
やっぱり世界でも限られた選手のための車なんだなーと思いました。
私はコレを運転するのは無理だと思います。(^-^;)

2016年12月4日日曜日

KTM 200 EXC モトクロスコースGoProビデオ(タイヤ交換後)

リアタイヤが減って山が半分ぐらいになっていたので交換しました。
買ったのは以前と同じブリヂストンBATTLECROSS X20です。
ウエット性能が素晴らしいので、もうこれしか考えられない。(゜▽゜)

それにしても、コースはもう半年ぐらいずっと水たまりが引きませんねぇ~。(^_^;)



リアタイヤのグリップが格段に上がったので、
安心してアクセルをワイドオープンに出来るようになりました。
ペースがドンドン上げられます。
リアタイヤのグリップって凄く大事なんですね。(^ω^)

リアタイヤの安心感が増えると
なぜかフロントタイヤまで安心感が増えるように感じます。
なんでだろ・・・ふしぎぃ~。(^-^;)



2016年12月2日金曜日

Mercedes-AMG C43 4MATICに試乗したのでインプレ

以前試乗したAMG C63はスーパーカー並みの凄いパワーを持つ車でしたが、
公道では扱いきれない強烈なパフォーマンスが手に入る代わりに
乗り心地や静粛性をある程度我慢しなければならない車でした。
C63は日産GTRに良く似た性格を持つ車だと思います。

今回試乗したC43は、過激なスポーツモデルを作るAMGの中ではおとなしめで
公道でも快適に走れるように作られた車らしく、
Cクラスでベストバランスと言われていますので
どんなフィーリングの車なのかとても興味がありました。



スペック
DOHC V型6気筒ツインターボ 367PS 4WD 重量1710kg  880万円

実車を見たのは初めてなんですが、
オシャレでさりげないカッコ良さがあって良いと思います。(^ω^)
C63のような迫力は無いですが個人的には上品で好みです。



コックピット回りは普段乗っているCクラスとまったく同じなので
もちろん違和感は無く、すぐに自分の車のように運転できました。

アイドリングのエンジン音はかなりおとなしめで
C63とは雰囲気がまったく違います。
これなら早朝の住宅街でも大丈夫ですね。
走り出してみてもジェントルな雰囲気は変わらず、
乗り心地も静粛性も通常のCクラス同様で非常に快適です。
普段の買い物とか通勤に使っても何の問題もないです。



アクセルを大きく開けてみると「クオーーン」と言う上品かつ
とても良い6気筒のエンジン音が控えめに聞こえてきます。
振動も無くパワフルで精密感もある素晴らしいエンジンのようですね。
加速力はC63みたいに過激ではありませんが367PSありますから、
普通のCクラスより170kg重いとは言え、なかなかの俊足を見せます。



「AMG C43はCクラスでベストバランス」と言うのは本当だと思います。
AMGであっても、これなら普段の生活でも快適に使えますし、
エンジンも魅力的でサウンドも良く、峠道などでパワフルな走りも楽しめます。
また、4WDなので雪国の人や良くスキーに行く人は、さらに魅力的に映るでしょう。
とても良い車だと思います。(^ω^)
最高のCクラスが欲しい人にはオススメ出来ます。

ただ、値段が300万円ほど高いのがネックですね。
アクセルをそんなに開けないで普通に走っている時は
通常のCクラスとまったく同じ乗り味なので、
加速と排気音を時々味わうために300万円を余計に支払うかと言われると、
「う~ん・・・ちょっと微妙かなー?」なんて個人的には思いました。(^-^;)

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=gV0D0pmt3xc

2016年11月28日月曜日

SHCC ジムカーナ(スーパーセブン) の動画です

日曜日は 大磯ロングビーチで行われているSHCC ジムカーナ大会を見てきました。
スーパーセブンを主にビデオを撮ってきましたので是非見てくださいね。(^ω^)


出場している皆さん本当に上手なので凄いと思います。(゜▽゜)
私もこんな風に乗れるようになりたいです。
何処かで練習できる所があれば良いのですが。

2016年11月27日日曜日

Project CARSが1195円に!


現在、たった1195円と言う信じられない価格になってます!(゜▽゜)
多分こんなチャンスは二度と無いです。買うなら今のうちですね。
http://store.steampowered.com/app/234630/?l=japanese

日本語解説wikiはこちら
http://projectcars.wicurio.com/

2016年11月23日水曜日

日産ノート e-POWERに試乗したのでインプレ

今大変話題になっている日産 ノート e-POWERはハイブリッド車の一つなのですが、
エンジンは動力をタイヤに伝えることは無く充電専用です。
つまり、電気自動車に発電用エンジンを積んだ車なんです。


この方式だとエネルギーは
[エンジン>発電機>バッテリー>モーター>タイヤ]となり、普通に考えると
[エンジン>タイヤ]よりもエネルギーロスが多くなるはずなのですが、
トヨタ・アクアを超える37.2km/lと言う驚異的な燃費を叩き出します。
この技術は凄いです。日産のエンジニアさんたちは本当に頑張ったんだと思います。


操作は一般的な車と同じなので戸惑うことはありません。誰でも運転できます。
走り出してすぐに、これがただのコンパクトカーではないことを感じました。
走っている時の上質感が凄いんです。
200万円を切る価格帯を考えると驚異的です!(゜▽゜)

EVなので非常に静か(と言うか無音)なんですが、
非常に滑らかで上質感たっぷりのフィーリングで走ります。
それはライバルのアクアと比べても比較にならないほど上質ですし、
リーフも超え、メルセデス・ベンツCクラスも超えてます。
Cクラスは乗り心地が硬めだからね。(笑)

アクセルを大きく踏み込むと遠くの方でエンジン音がしますが、
車自体の静粛性は高いので、もちろん不快感はありません。
コンパクトカーなので加速は特に速いとはいえませんが、
普通に乗用車として使うのでしたらパワー不足は感じないでしょう。
市街地をストレス無く走らせることが出来ます。

アクセルペダルだけで車の停止まで制御できるワンペダル・ドライブを試してみました。
乗る前はギクシャクするから乗りにくいんじゃないかと思っていたんですが、
実際に運転してみるとまったくそんな事はなく、
アクセルペダルをある程度無造作に操作しても
入力にフィルターがかかる制御が行われているようで、
車は穏やかに加速したり回生ブレーキをかけたりしますので、
加減速は非常にスムーズに出来ました。
これならちゃんと使えますね。(^ω^)


ノート e-POWER、素晴らしい車だと思います。(゜▽゜)
コンパクトカーを探している人はお勧め出来ます。
燃費も驚異的ですし、走っている時の上質感は
このクラスの車としては世界一じゃないでしょうか?
日産がやっと本気を出したようです。
ついにやっちゃいましたね日産。こりゃ~売れるで~(^ω^)

ただ、ハンドリングや車体には特筆するような部分はありません。
フィーリングは一般的な国産コンパクトカーのそれで、
軽いステアリング、柔らかい操舵感覚、柔らかいブッシュ、柔らかいタイヤで、
良く言えば穏やか。悪くいうとダル?(笑)

まあ、免許取りたての女性とかお年寄りなんかも買うでしょうから
このようなフィーリングの方が良く売れるのでしょうね。
もし私が買ったらタイヤをインチアップして、
もう少しハンドル操作にキビキビ反応するようにしたいですね。

2016年11月20日日曜日

日産GT-R(R35)に試乗したのでインプレ

言わずと知れた日本が誇るスーパーカーの日産GTRです。(^ω^)

何年も前から試乗したいと思っていたのですが、
ネットをどんなに調べても試乗できる所は見つけられないため
ほとんど諦めていたんですが、日産本社に電話したら
試乗できるディーラーを調べて教えてくれました。



GTRを試乗できるディーラーはほとんど無いため、
全国から試乗者が沢山来ると通常業務が出来なくなる恐れがあるらしく
試乗できるディーラーをここでは公開することが出来ません。
GTRの購入希望者などで試乗をしたい方は、
私のように本社に電話して試乗できるディーラーを聞いてくださいね。

ちなみに、たまに日産グローバル本社ギャラリーで試乗出来るイベントがあるらしいです。
https://nissangallery.jp/ghq/shijyou_201605/
(現在このイベントは終了しています)

スペック
GT-R Black edition 3800cc V6DOHCツインターボ 570馬力 4WD 重量1760 kg 1200万円

さて間近で見たGTRは迫力があり、車から発する独特のオーラがあります。
日本車ではこんなオーラが出てる車は他に無いと思います。



シートは日本人体型にピッタリでスポーツ車らしく適度にタイトで、
包み込むようなフィット感がありかなり良いですね。



メーターと一緒に上下させることが出来るハンドル調整は、
ストロークも大きくポジションはバッチリ決まります。

エンジンをかけると「ウワン、ボーーー」とチタンマフラーからかなり勇ましい音がします。
エンジンの振動は特に消すような努力はしていないらしく、
ハンドルにジーンと言う振動が伝わってきました。
思ったよりかなりハードな性格の車であることが判りますね。

さっそくソロソロと走り出しますが、
ハンドル操作はかなり軽くて「あれ?イメージと違うな」と感じました。
私の好みとしてはCクラスのスポーツモードぐらい手応えがしっかりある方がいいのですが、
スタッフさんに聞くと高速になると自動的に重くなるらしいです。



足回りはコンフォートモードにしてもかなり硬めで、
ランフラットタイヤと言うこともありゴツゴツと路面の凹凸を良く拾います。
遮音も最小限なのか走行中の音も結構入ってきます。
ただ、これでも初代モデルよりもずいぶんコンフォートよりになったらしいですね。
「初代の乗り心地は凄かったですよ~」とスタッフさんに教えていただきました。(^-^;)

路面の接地感は素晴らしく、ガッチリした車体剛性によりタイヤの上下動が良く伝わってきます。
しっかりと4つのタイヤが接地している安心感は日本車では随一かもしれません。
良く出来たドイツ車に近く、素晴らしいシャシー性能を持っていると思います。

そう言えば、最近私はニュルで開発した車かどうか試乗で判るようになりました。(笑)
やっぱり限界性能が非常に高い車は、乗っていても安心感が全然違いますね。



さて、いよいよフルスロットルを試してみます。
パドルでギヤを下げアクセルをガバッと踏み込むと、
まさに500馬力オーバーの加速Gが運転者を襲います。
「うぉぉー速い!」(゜▽゜)

ちょっと乾きはじめのハーフウエットだったこともあり、
前後輪ともに1秒ぐらいグリップを失いホイールスピンしましたが、
コントロールは非常にやりやすいため
そのままフルスロットルを続けても不安感は全く無く絶大な安心感があります。
おそらくサーキットでの限界コントロールも非常にやりやすい車だと思います。

GTRは私が思ったのと違い、かなり荒削りで硬派な車であることが判ります。
国際サーキットでタイムを出すために最適化された硬い足回りと、
室内で感じるエンジンの音と振動などを見ても、
街乗りでの上質な快適性などはあまり重視していません。
でも、それでこそ「本物のGTR」と名乗れるのかもしれませんね。
毎日の乗用車として使いたいという人にはまったくお勧め出来ません。

BMW M3などは対象的に
日常での極上の上質感を持ちながらも速い車を目指していますが、
GTRとは最初のコンセプト段階からまったく異なる車であることが良く分かります。

GTRはストイックにサーキットで0.1秒のタイムを削るための男の仕事場という感じ。
バイク乗りには昔から良く言われる「男・カワサキ」と言う言葉がありますが、
まさに「男・GTR」と言えます。「オンナ・子供はお断り」と言う感じの車ですね。(^ω^)

ちなみに、ニュルブルクリンクを走る時は
サスをもっとずっと柔らかいセッティングにするそうです。
サーキットではなく主に峠を走りたい人は
ニュル仕様のセッティングをチョイスした方が良いと思います。

2016年11月15日火曜日

PC版『Project CARS』無料版


極めてリアルな挙動を持つレーシングシミュレーターProject CARSの
機能限定無料版(デモ版)がリリースされました。
パガーニ社の車のみでコースは3種類だけですが、製品版と同じようにプレイできます。
http://www.gamespark.jp/article/2016/10/31/69627.html

ダウンロードはこちらから
http://store.steampowered.com/app/429180/


あと、Steamが今セール中で製品版がたった2989円で買えますので、
購入を考えていた方はチャンスですよ。(^ω^)
http://store.steampowered.com/app/234630/

遊び方はProject CARS 解説 wikiで。
http://projectcars.wicurio.com/

2016年11月13日日曜日

テスラ・モデルS P85Dに試乗したのでインプレ

新進気鋭の電気自動車メーカーであるテスラは
車関係者の評価も高く、私としてもとても気になる存在です。
そこで、最強モデルをディーラーで試乗してみることにしました。(^ω^)
(今はその上にP100Dと言うさらに凄いモデルが出たらしいです)



写真で見ても分かる通り、とてもカッコ良いと思います。
各メーカーが売っている電気自動車としてはピカイチのデザインでしょう。
こんなのを見ると日産リーフもこんな形だったら今の3倍、いや5倍は
売れたろうなーと思ったりして・・・。(^-^;)



インテリアは巨大なタッチスクリーンが凄い迫力です。
ボンネットロック解除までタッチスクリーンで操作するのに驚きました。

ハンドル周りのレバーやシートのボタンはメルセデスの物が使われていて、
いつも乗っているCクラスと同じ感じで操作が出来ます。
半自動運転はベンツEクラスとほぼ同等のものが付いていて、
将来アップデートで完全自動運転になる予定だそうです。(何年かかるかはまだ不明)



セレクトレバーを操作し、アクセルを踏むと音も無くスルスルと走り出します。
駐車場から通りに出た所でこの車の性格が分かりました。
「ほ~。いいクルマだ・・・」

この車は体幹をしっかり鍛えてあるかなりのガッチリ系です。
ふんわり柔らかいフィーリングの車ではありません。
メルセデス・ベンツのCクラスにちょっとフィーリングが似ていますね。
スポーツカーの車体に乗用車のボディを被せた感じ。
路面の接地感も大変良くハンドルの手応えもしっかりしていて、
運転していて安心感があります。



モーターやバッテリーなどの重量物は全て床下にある上に、
トレッドも広いので車体が物凄く低重心で安定しているのが良く判ります。
シャシ性能は素晴らしく良いです。
ディーラー試乗なので、攻めた走りをしたわけではありませんが、
フレームがしっかりしていて足回りの設計も優れているので、
この車はかなりのコーナーリング性能を隠し持っていると思います。

アクセルを床まで踏むと、
ちょっと経験したこと無いような異常な加速が襲います。
これはまさに500馬力級のスーパーカーの加速力ですね。(@。@;)
リッターオーバーのメガスポーツバイクの全開加速を
経験した人は分かると思いますが、まさにそんな感じです。

しかも、四輪駆動ですし強烈なトラクションを持っているので
ホイールスピンをするわけでもなく、
無音かつ無振動のまま強烈な加速Gが襲うので
ちょっと脳が混乱したことと、血が後ろに全部移動したのか
クラッとめまいがしました。(笑)

私はテスラ・モデルSを大変気に入りました。(^ω^)
ただし、いくつかの欠点もあります。

まず内装の質感がそれほど良くありません。
メルセデスと同等までとは言いませんが、
高い車なのでもうちょっと高級感が欲しいですね。



特に、ルーフの1センチぐらい開いた隙間から内部に塗ったシリコンシール剤が
思いっきり見えてるのはちょっと・・・。(^_^;)
あと、室内のビビリ音が消しきれていない部分も気になりました。

立ち上げたばかりのメーカーで
人材も揃っていないので無理はないと思います。
大メーカーと比べるとテストドライバーも少ないと思われ、
走り込みも十分ではないのでしょう。

ちょっと大雑把な所もありますが、
これはモデルチェンジを勧めていけばドンドン良くなると思います。
世界中にある大メーカーが自社設計で売り出した第一号の車を考えると、
100点あげてもいいぐらいの出来だと思います。

今の時点でドイツなどの一流メーカーが作る1千万円級の
高級車と同等のレベルにあるとは思いませんが、
テスラ社の勢いは凄く感じますし元気もあります。
車業界がEVにまっしぐらに進んでいる以上、
これから急速に伸びる会社じゃないかと思います。(^ω^)

2016年11月11日金曜日

ベンツCクラスの空力実験(その2)アルミテープ大量貼り付け

導電性のアルミテープ(10mm幅)を入手したので↓沢山貼り付けてみました。(^ω^)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ganbariya-shop/430-6741.html


まずは先日の実験で一番効果があったフロントガラスは、下端の左右に貼り付け。


バンパーは本当は外して裏面に貼りたいですが、大掛かりな作業になりそうなので
覗き込まないと見えない下面に貼りました。


フロントのプラスチック製アンダーパネルにもかなり静電気が溜まりそうなので、
ここに貼りました。


リアバンパーも完全に袋状になっていたので裏面に貼れず、下面に貼りました。
リアのアンダーパネルもプラスチック製なので、ここにも貼りました。


リアバンパーはゲートを開けた内側の側面に貼りました。
多分ここでも効果があると思います。


ドアミラーは側面と底面に貼りました。


給油口の蓋もプラスチック製なので、カチャッと外して内側に貼りました。


エンジンルームの速い空気の流れがあるダクト部分にも貼りました。
あと、ヘッドライトもプラスチック製なので上面に貼ってあります。

凄く沢山貼りましたが、外から見た見た目はほとんど変わらないです。
指摘されないと判らないと思います。(^ω^)



さっそく走ってみましたが、思った通り走行安定性が大変良くなっています!(゜▽゜)
元々持っているメルセデス・ベンツCクラスの優れた直進性が、
微妙な振られも極小になっていて更に良くなった感じです。

走行中の上質感はさらに上がり、まるで100万円ぐらい高い車になったようです。
非常に澄んだ綺麗な空気の中を走っているような
大変気持ちの良い走行フィーリングになりました。o(^-^)o

あと、驚いたことにスピード感が弱まりました。
施行前より10km/hぐらい遅く走っているような気分になります。
おそらく車の微妙なフラつきが無くなったからでしょうね。

プラスチックなどに溜まってくる静電気が無くなって
本来の空力性能を得たCクラスってこんなに上質感があったんですね。
非常に滑らかに走るようになったので、以前より静かに走っているような感覚になりますが
騒音は変わらないはずなので、これは多分プラシーボ効果でしょうね。(笑)

エンジンの吸気ダクトの効果は体感上はあまり判別できませんが、
全開で走ると違いがあるのかもしれません。
多分吸入抵抗は減っているはずなので、いつも通う道で燃費が良くなるかどうか
しばらくテストしてみます。
いままで13km/L位だったので、14km/L位になったらいいな~。(^ω^)

[空力実験その1はこちら]
http://sekiai.blogspot.jp/2016/11/c1.html

2016年11月7日月曜日

ベンツCクラスの空力実験(その1)カナードとアルミテープ

メルセデス・ベンツCクラスも空力実験をしてみました。(^ω^)

まず、プリウス用に作っていたカーボンカナードをガムテープで貼り付けてみました。
バンパーのRと合わないのでCクラス用に作り直さないとダメですね。(^-^;)



Cクラスはもともと直進安定性が素晴らしいので、
あんまり効果を実感出来ないだろうと思っていたのですが、
高速道路を走ってみたところ驚くほど良く効きました。(^ω^)

80km/h以上では直進性が格段に向上するのが体感できます。
これは誰が試してもハッキリ効果が判るでしょう。
まるで車に垂直尾翼を付けたような絶大な効果があります。
車が自動的に真っすぐ走っていくみたいな大変気持ち良いフィーリングになります。

Cクラスはプリウスに匹敵する優秀なcd値を持っていることでも分かる通り、
メルセデスが徹底的に空力を煮詰めたボディ形状なのですが、
まだ向上の余地があることに驚きました。



同じものを後部にも付けてみました。
プリウスで試した時は、空気抵抗が減り操縦安定性も良くなって
大変良いフィーリングが得られたので、
Cクラスでも当然良くなるだろうと思っていたのですが、
空気抵抗が増加して良くなかったです。操縦安定性も変化無しです。
デメリットしか無いのでこれは付けない方が良いですね。(^-^;)

プリウスのデザインは後端部は鋭角に処理されていて、
Cクラスは丸みがあるので効果が無いのはそのせいかも?



さて、巷で物凄く話題になっているアルミテープを私も実験してみました。
車に使われている樹脂製品やガラスなどにアルミテープを貼って、
静電気を逃して空力を良くすると言う、トヨタの国際特許のアイディアです。
http://www.automesseweb.jp/2016/09/24/10977

国際・国内特許データベースより トヨタの該当原文
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2015064195&recNum=1&maxRec=&office=&prevFilter=&sortOption=&queryString=&tab=FullText

正直言って、この実験はあまりやりたくなかったです。(^_^;)
なぜなら、このようなオカルト的なパーツの効果があることが分かった場合、
私が長年やってきた空力に対するインプレッションの信憑性が
大きく失われると思ったからです。

まあ、でもちょっと興味があるのでとりあえずやってみましょう。
多分効果は無いと思うけど・・・。(笑)



まずステアリングコラム下に貼り付けてみました。
さっそく走ってみますが、なにも変化は感じません。
走行中に付けたり剥がしたり何度も実験しましたが、やはりなにも変化無しです。

アルミテープの糊が伝導性じゃないのがいけないのかな?と考え、
裏返して押し付けてみましたが結果は同じでした。
ね~、やっぱり思った通りこんな物貼り付けても効果は無いよねぇー・・・。(^-^;)



今度はフロントバンパーの横に貼り付けてみました。
導電性を考えてアルミテープを一部折り返して、
直接バンパーにアルミ部分が触れるようにしてあります。

これで走ってみましたが、なんか微妙に変化がありました。
フロントのフラフラ感がなんとなく少なくなっているようです。o(^-^)o
これを文章にするのは難しいのですが、
雑味が無くなってスッキリした運転フィーリングになる感じ。
かなり微妙なので5分ぐらい運転すると慣れてしまい、なにも感じなくなりました。

何度も付けたり剥がしたりして実験しましたが、
たしかにアルミテープを貼り付けた方がスッキリ走るようになり、
微妙な効果があるのが確認できました。



次に後ろのバンパー左右に貼り付けてみました。
今度は空気抵抗が少し減ったようです。
操縦安定性の影響は特に感じられませんでした。



次はフロントガラスの下です。
走ってみてビックリ!(゜▽゜) これはかなりの効果があります。
走行中の微妙なフラフラ感が明らかに少なくなっているのが体感出来ますし、
まるで雑味の無い綺麗な空気の中を走っているみたいに
気持ち良いフィーリングになりました。

こんなに良くなるなら是非貼り付けたままにしておきたいですね。(^ω^)
今回の実験ではこれが一番効果が感じられました。

車の形状はさまざまなので、アルミテープを貼り付ける最適な場所と
その効果の大きさにもそれぞれの車で違いが出てくると思います。
もしかしたら、ステアリングコラム下が一番効果がある車もあるのかも・・・? (^_^;)汗

アルミテープで静電気を減らして空力を安定させる方法は、
空気抵抗増加などデメリットが何も無いので、
車のあちこちに沢山付ければ付けるほど良くなるような気がします。

 トヨタ発表のアルミテープの配置図(国際・国内特許データベースより)


どうやら、最適な部分に貼り付けると高速時のリフトも抑えられるらしい。
トヨタの車両技術開発部 主幹 山田浩次氏によれば、
ニュルブルクリンクでLFAのアルミテープ装着車、非装着車で
タイムアタックすると1周あたり7秒近く変わるのではないかと言われています。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1021904.html

空気が流れるダクト類に貼り付けるのも良いらしいですね。
あと、テープを切る時は尖った部分を沢山付けると静電気放電に良いらしいので、
私はギザギザに切れるハサミで切りました。

ただ、黒い車にアルミテープを貼るとかなり目立つので
貼り付けたままにしておくのはちょっと抵抗があります。
黒く塗装したいけど塗装するとダメらしいしね。(^-^;)
材料費も安いし簡単なので、皆さんも是非やってみると良いと思います。o(^-^)o

あと、変な所に貼り付けると車に怒られます。(笑)


その2 はこちら
http://sekiai.blogspot.jp/2016/11/c2.html